Syrup16g『delaidback』感想、評価、レビュー 歌詞について

未発表作品の音源化はうれしいけど、正直どれも微妙でした。
「真夏のターンテーブル」や「皿宇宙人」が入ってなかったのも残念。

生還ライブで歌われた曲も、ライブDVDでのバージョンのほうが好きだった。

ポップさがなくなっていっている

upside downというだいぶ前の未発表曲も、これまで本当に大好きで何度も何度も聴いていたが、今回音源化されたものは歌詞が本当に微妙になっていた。
アレンジはまだ許容できるとしても、とにかく歌詞が好きになれない。

というか、最近のシロップ(darc以降)は全体的に歌詞の語呂が悪い感じがする。
書き方が変わったんだろうか。

個人的には、気に入った歌詞がほとんどなかったのが残念。

各収録曲について

変拍子という曲は演歌みたいで面白かったけど、何度も聴こうとは思えない。
ヒーローショーという曲は、不協和音がすごいなと思ったけど、生還ライブでのバージョンに比べて、メロディーの音階に違和感を覚えた。
最後の光なき窓という曲は、珍しく曲調が単純に明るく、歌詞も好みだった。

delaidbackというアルバムの評価は、総合的にはdarcと同じくらいです。
初聴きで気に入った曲は、光のような、ヒーローショー、upside down、光なき窓の4曲くらい。
それ以外の曲は現時点では何度も聴こうとは思えない。

直接的な言い方だが、歌も下手になっていっている感じがする。
シロップの再発患者とライブDVDを見てもそう感じた。

好きだったバンドの新譜が微妙になっていく

復活後のSyrup16gは本当に、不協和音多様、キャッチーでないメロディー、キャッチーでない曲調、難解な歌詞(?)、一辺倒な音作り、など、どんどん俺好みじゃなくなっていっている。
エレカシの新譜もそういう傾向があったりして、同様に、俺好みじゃなくなっていっている。

エレカシの新譜はもう追わなくなったが、今後シロップの新譜も追わなくなるかもしれない。

長くバンドを続けていると、同じような音楽をやっていても仕方がないと思うんだろうか。
それで、不協和音などを多用して、歌詞も難解になり、ポップさから遠ざかっていく。
俺は元来ポップでキャッチーでメロディアスな曲が好きなので、ついていけなくなるのは当然か。

ただエレカシの場合は、シングル曲はむしろポップすぎるほどにポップだと思う。
でもそのポップさに、どこか「違和感」を覚えてしまい、全く好きになれない。

フラワーカンパニーズも長年追ってきたが、ROLL ON 48というニューアルバムは全曲試聴した結果、買う気は起きなかった。
ほとんどの曲がポップでわかりやすいとは思うのだが、何か違う。

長年追い続けてきたバンドの新譜で、最高だと思えたのはスピッツの醒めないくらいだった。

さいごに

俺の人生や、俺の人生に影響を与えたバンドたちが今後どう変遷していくかはわからないが、変わらず音楽を楽しみ続けたいとは思う。

追記 好きになってきた

この記事を書いたあと、何度も聴き込んだり、Syrup16g歌詞Botを見たりしてるうちに、delaidbackもdarcも少しずつ好きになっていった。
delaidbackの中だと「赤いカラス」「冴えないコード」「開けられずじまいの心の窓から」、darcの中だと「Find the answer」「Murder You know」「Rookie Yankee」あたりが好きになってきた。

上に「気に入った歌詞がほとんどなかった」などと書いているが、違った。

「思いつきで転がした 今日が死んでいくのです」
「観たいシーン集めた映画のような 物語なき毎日を続けてゆくなんて困難だ」
「神経症で交友 増えねえ 人格矯正 手遅れのままでいいの」
「これじゃない感」
「臥薪嘗胆し過ぎて 味覚障害」
などの歌詞を、歌詞Botで見て、どんどん興味が出て何度も聴くに至った。

俺は今まで、曲を聞く時はメロディーや曲調、雰囲気さえ良ければ重視しており、歌詞はあまり関係ないと思っていた。
しかし、曲調などに興味を持てなくても、印象的な歌詞に興味を持ち、そこからメロディーや雰囲気を含めた曲そのものを好きになるという順番もあると、今回の件で気づいた。
やはり五十嵐隆氏は、作曲も作詞も天才的だと思う。

今後もSyrup16gの新譜を追いたい。

最後まで読んでくれてありがとうございました。
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