多くの人がフースラーメソード(アンザッツ)というボイトレに興味を示さない理由

人とカラオケに行ったり、弾き語り配信などを見ていると、
「ボイトレしたいなぁ~」
とか
「高い声出せるようになりたいなぁ~」
という人が結構いる。

そういう人に、フースラーメソードやアンザッツを説明して勧めてみるんだが、今のところ興味を持ってくれた人は居ない。
アンザッツという7つの声色についても、できるだけわかりやすく説明しているつもりなんだが、どうもピンときてくれない。

ミックスボイスという言葉のポップさ

ボイトレしたいと言ってる人に、
「具体的に、どういう声出したいの?」
と聞くと大体、
「地声のまま楽に高い声が出せるようになりたい」
と言う。

そこで俺は頑なにミックスボイスという言葉は使わず、アンザッツで説明している。
たぶんミックスボイスという言葉を使ったら一発でピンときて、
「ああ!」
となると思う。

結局のところ、多くの人はフースラーメソードよりも19世紀型ボイトレを求めているんだろうな。
アンザッツとかややこしいし、6年もかかるのだるいし、ガム声とかアンザッツ3aとか6出すの恥ずいし、とか、多くの人は思うんだろう。

なんか、俺の説明が悪いのか、フースラーを勧めると
「踏み込んではいけない」
という風に、引かれているような気さえする。

そこで、19世紀型ボイトレを勧めて、
「ミックスボイスっていう声があって、コツさえ掴めば、すぐにでも地声のまま高音出せるよ!」
なんて言うと、一気に食いついてくるだろう。

19世紀型ボイトレは即効性があるように見えるし、とにかくミックスボイスという一つの声色さえ追っていればいいから、とっつきやすいんだろう。
ミックスボイスという言葉のポップさもかなり影響してると思う。

フースラーに興味を持つ人

結局フースラーに興味を持つ人というのは、オタク気質な人、職人気質な人、穿った人、逆張りな人、とかが多いと思う。
周りのフースラー実践者を見ていても思う。

俺自身も、ボイトレやミックスボイス自体は15歳くらいから興味があって、フースラーに出会うまであらゆる19世紀型ボイトレを見てきた。
でもどれも信じられなかったし(逆張りしてた)、配信で高音について話すときも頑なに、ミックスボイスという言葉は使いたくなかった。
1年半前にフースラーに出会って、アンザッツと、アンザッツ3bという言葉を知ったときは、これか、と思った。

ある程度19世紀型ボイトレを渡り歩いた人とかじゃないと、フースラーやアンザッツを説明しても食いつかない気がする。

俺がフースラーを好きなのは、アンザッツという7つの声色(+ガムやシュナル)を用いれば、世の中のあらゆる声を分析できること。
これがかなり面白く、正直言って、自分が発声可能かは置いておいて、人に優越できる。
俺の配信でも、リスナーにURLを貼ってもらって、歌手や歌い手などの声分析をしてたことがあるが、おもしろすぎて6時間くらい一気に過ぎる。

多くの人はそもそも、知っている歌手や声の母数が少なすぎる。
知っている歌手の母数が多ければ、アンザッツである程度分類できることが面白いと感じてくれたりすると思うんだが。

小話

一年半くらい前にとある人がアンザッツという言葉を使い始めたとき直感的に、怖い、声を分析されてしまう、つまり人格を分析されてしまうと思って恐ろしくなって、そんなのがあるんですかとスルーしてたけど勇気出してじゃあ俺の喋り声はアンザッツでいうとどれなんですかときいて結局金本買ってワロタ

俺は今もその人を信頼しているけれど、やはりかなり信頼できる相手じゃないと、自分を分析されることに抵抗はある。

まとめ

そんな感じで、人にフースラー勧めても食いついてくれなくて残念な気持ちになるし、かといって19世紀型ボイトレを勧めたくもないので、何も言わないでいこうと思う。

追記:アンザッツで検索してもろくな内容が出てこないことも問題だ。
アンザッツで検索して上位表示されてるページは声を当てる場所がどうとかの危ない内容

最後まで読んでくれてありがとうございました。

このブログの記事は、一学習者・一素人の気付きとして書かれたものです。
特にコーチング、ボイトレに関する内容は正確性が保証できず、安易に実践すると危険な場合がありますので、自己責任でお願いします。

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