中声の出し方(練習法) ひたすら伸展を鍛える 外筋や閉鎖筋で喚声点を克服する

軽い中声を出すにはとにかく伸展閉鎖が重要になってくる。

中声は、初期段階では、アンザッツ1と5の間に発生しやすいらしい。

アンザッツ5は裏声系アンザッツの中でも閉鎖(閉鎖筋)が強いから地声っぽく聴こえる。
つまり中声の構成要素としてだいぶ重要。

で、アンザッツ1は地声系アンザッツの中で最も内筋が抜けており、アンザッツ5とは閉鎖筋同士だから、喚声点をスムーズにまたいでつながりやすい。

したがって、軽い中声を急ぐならとりあえず1と5を鍛えるといいように思う。

追記(2018年11月29日)
5でしっかり裏声を閉鎖するには6が重要です。
6つまり最大限の伸展が抜け落ちると5で閉鎖しようとしても内筋と混合します。
十分に伸展しないと閉鎖できないので。
実践する際は注意してください。

舌を最大まで出しながら歌う

具体的にどういう練習をすればいいかというと、アンザッツ5の下降。
アンザッツ5を、閉鎖を保ったまま喚声点以下まで下げていく。

その際に、おそらく男性のほとんどは途中で閉鎖が保てず、意図せず内筋が入ってきて(=収縮してきて)、重くなり、喚声点で表返るはず。
それは5から1に繋がっていないということなので、喚声点や低音でも閉鎖を発動させ続けることが大事。

そのコツを掴むのに、『舌を最大まで口の外に出しながら』下降をしたり実際に歌うのが有効。
舌を出すと喉頭位置を高い状態で維持しやすく、出し続けてる限りは音程にかかわらず閉鎖を保ちやすい。
なので、音程が下がって喚声点をまたぐ時も、内筋が発動しづらい。

閉鎖はかなり重要だが、伸展が足りないと内筋を巻き込む。
つまり、喉絞め発声になりがちなので注意。
不格好すぎて実際の歌唱や、歌唱前の軽いトレーニングですら人前ではやりづらいが、かなり有効な方法だと思う。

舌出し発声で軽い中声の感覚がつかめたら、通常の状態でその感覚を呼び覚まして声を出していく。

ちなみに前に、
「フェフェフェ」
で歌うと中声のコツがつかめるというか、伸展+閉鎖の感覚が保てると書いたが、フェフェフェでは色々混合することがわかったので、舌出しのがおすすめ。

内筋入りすぎのアンザッツ1に注意

ただ、内筋入りすぎの1から呼気の勢いで喚声点を乗り越えて5にあげていくと、5の閉鎖じゃなくて内筋で収縮して地声っぽくしていくから軽くはならない。
収縮が強いとどうしても呼気圧迫なるし、なおかつ喉頭位置をあげようとすると喉絞めになって苦しい感じにはなる。

呼気圧迫+喉頭位置が高い=喉絞めになりやすい
ということだと思う。

なのであくまで、アンザッツ5から1に『下降』した声が重要ってことだと思う。
伸展が強く、つまり収縮(内筋)の発動をだいぶ抑えられているということ。

最終的には1から5に上昇した時にもスムーズに繋がる必要があるわけだが、とりあえず最初は5下降が重要かと。

まとめ

実際に歌う場合は全アンザッツが重要だが、音色としての中声のコツをまずつかみたいなら、5下降。
鋭さを保ったまま喚声点以下まで下げることで、軽い中声の感覚がつかめる。

そのために、舌を最大まで口の外に出して発声するのが有効、ということでした。

参考音源

張ろうとしてもうまく張れない中声。

ベビーフェイス / スピッツ -2

裏声が強いのでテンション感が少ない。

個人的にはこの方向性の中声を将来的に使っていきたいけど、普段の自己イメージと解離しているのもあって恥ずかしい。

空も飛べるはず / スピッツ -1

発声も裏声の感覚なので楽だが、サビはつらい。
裏声に聴こえる部分もある。
(サビはぼろぼろすぎたのでカットした)

今の所、これらの声を出すには直前にアンザッツ5+仮声帯ノイズと中声+仮声帯ノイズを出さないとバランスが整わない。
なので、カラオケなどではほぼ使えない。
仮に使えても数曲歌うと混合する。

前の記事でも書いたが、この中声と張れるすっぽ抜けた中声をゆっくり強弱グラデーションしていくのは有効らしい。
どちらも張ったり張らなかったりできるようになるのか。

どちらにしても不完全な融合具合がひどいので、分離を徹底的にやらないとすぐに頭打ちになると思う。

張ることも張らないこともできる薄い地声

B3~G#4~F#3

強制的に呼気圧迫を解消する方法をやってたら出るようになってきた。
喋り声からいきなりは出ないが、口を手で塞いで呼気圧迫を解消して準備すれば割とすぐ出る。
あとは吸気と交互にやっていけば喉が無意識に感覚を覚える。

長年地声に裏声を足していくタイプの歌い方で、しんどいしピッチとりづらいしでいやだったが一応重要だったようだ。
地声を引っ張り上げる練習は必要。
それが吸気でもできるようになれば、張るのも張らないのもできる3bがさらに安定するかも。

あと俺は吸気地声が未だにちゃんと出ず、呼気との息の消費量が違いすぎる。
吸気地声がもっと出るようになったら、上記の3bにさらに内筋を入れてベルティングできるようになりそう。

内筋がすっぽ抜けた薄い地声

俺は14歳からギターと弾き語りを始めて、これまでの10年間、自分なりに色々歌ってきた。

それもあって歌声は、ある程度中声的なものも出せるが、あまりにも不完全過ぎる。
以下のように、喉頭位置は中間くらいで、薄い地声っぽい感じで歌えるが、高音になるにつれどんどんキモい声になっていく。

金曜夜の葛藤 アルティーに送りつけた即興替え歌 ver. / 髭林おなもみBAND 原曲キー

すっぽ抜け

「あの頃のアルティーとの思い”出”~」
のところは確かA4だけど、個人的にはかなりききよくない声だ。

俺はとにかく昔から、男性ボーカルはもちろん女性ボーカルのアニソンなどを歌いたいと思っていたので、中間の音色を出すことを急いだ。
結果、こういった間抜けな中声が出来上がった。

まぁ、こういった間抜けな声、ひょうきんな声も、表現の一つとしてはありだと思うので、曲によってはこの声でも合う。

張れる中声と張れない中声

ちなみにこの中声は地声ベースの、張れる中声だと自分では思っている。
最近、アンザッツ5+仮声帯ノイズや中声+仮声帯ノイズをやりまくっていたら、裏声ベースの張れない中声が出た。

その声は普段の自己イメージと乖離しているので使いづらい。
中性的で、裏声を発声している感覚で楽なので好きなんだが。
でも張ることができず、G4くらいでかなり裏声に聴こえてしまう。

知り合い曰く、その張れない中声と、上述の張れる中声を強弱グラデーションしていくと、どちらも張ったり張らなかったりコントロールできるようになるらしい。
しかし、どちらにしても対比が薄いのでいずれ更に混合しそうだ。
3aが足りなすぎる。

とにかく俺は対比が薄い、不完全に融合したタイプの混合なので、徹底的に分離をやらないとききよい中声はいつまでも出せない気がする。

まとめ

今出せる中声に、あれこれ手を加えてなんとかしようとしてる時点で近代的発声訓練法が抜けてないので気をつけたい。

Youtubeボイストレーナー(ミックスボイスのコツ等)について最近思ったこと

『Youtubeのボイストレーナー』つまり『近代発声訓練』を比較してみたら思うことがあったので書く。

ミックスボイスのコツ

近代発声訓練のアイデンティティとも言える、
『ミックスボイスのコツ』

その中でも、
『声を響かせる』
『声を飛ばす』
『腹式呼吸』
『鼻腔共鳴』
等は論外だが、
『裏声にエッジボイスを混ぜる』
『ヘッドボイスを下降する』
の2つのアプローチはそこそこ正しい。

ややこしくなるので女性は度外視して、成人男性で、ある程度混合して喚声点喪失してて、いろんな喉頭位置の裏声・外筋・仮声帯が得意な男性はその2つの練習でサクッと軽い地声(いわゆるミックスボイス)が出せる可能性が高い。

裏声の操作性が低い多くの成人男性は、裏声を喚声点付近で出すのが特に苦手なはず。
それが得意な男性は、その喚声点付近の裏声にエッジボイス混ぜられれば、軽い地声になり、喚声点をまたげ、つまり広義のミックスボイスが出せるはず、ということ。
(チェストボイスとヘッドボイスをつなぐという意味で、これはミドルボイスと呼ぶのだったっけ。)

ただほとんどの男性は伸展が足りなかったり裏声の操作性がなさすぎてうまくいかず迷走すると思うが。

とりあえず、裏声を外筋で閉鎖し少し内筋を入れれば地声っぽく聴こえ、一応ミックスボイス(またはミドルボイス)となる、ということ。
某発声訓練で言うところの初期の3bと言える。

ヘッドボイス下降について。
喚声点よりだいぶ高い裏声を閉鎖筋またはエッジボイス(外筋)で閉じて僅かに内筋を入れれば、とりあえず地声っぽい裏声、つまりヘッドボイスが出せる。
(三声区のことはよくわからないが、広義のミックスボイスと呼んでもいいかもしれない。
内筋が入っていない、喉頭位置が最大まで高いヘッドボイスは、某発声訓練で言うところのアンザッツ5じゃないだろうか。)

上述のように、男性は低い音程や喚声点付近では閉鎖された裏声を出すのが難しく、高い音程では比較的出しやすいので、それを保ったまま下降することで低い音程でも裏声を閉鎖する感覚を覚えたり、裂け目を埋めていく練習になる。
簡単に言えばよくある裏声下降だ。
某発声訓練でいうところのアンザッツ5の下降。

だからいわゆる、
『ヘッドボイス(閉鎖された裏声(外筋によってか閉鎖筋によってかは不明))を下降する練習』
も理にはかなってる。

『裏声にエッジボイスを混ぜる』
『ヘッドボイスを下降する』
の2つのある程度の正しさを踏まえると、Youtubeボイトレにありがちな、
『ミックスボイスのコツ』
は、外喉頭筋群や内喉頭筋群の補足説明があればもっと有用なものになると思った。
あと仮声帯や吸気発声も。

まとめ

俺はとにかく軽い声主義者、つまりミックスボイス主義者と言い換えてもいいので、どちらかというと近代発声訓練のほうが相性が良い。
まぁそれでも、『分離』が重要なのは間違いないので、近代発声訓練はやはり色々と足りなすぎるとは思う。

中声に偏って(混合して)端が弱くなり地声も裏声も喪失に向かっている例

久々にnanaに投稿して、その楽曲を17歳のときも歌っていて良い比較ができたので記事にします。

クリーンと、中声(+仮声帯ノイズ+エッジボイス)で比較

『明日に向かって~』がA#4。
上の音源クリーンで出したので、仮声帯ノイズやエッジボイスで誤魔化せずすっぽ抜けた。

旅の途中(サビ) / エレファントカシマシ 2018年現在

このサビ音源のように仮声帯ノイズを混ぜてみるとそこそこすっぽ抜けを誤魔化して出せる。
(上のnana音源にも重い成分を入れればすっぽ抜けなかったのかもしれないが、一発録りの最後で発動させる自在性はなかった。)

以下は、17歳の時の音源。
爆裂具合は17歳のときのほうがあるのだが、全体的な安定感(ひとつ下のフルバージョン参考)は今のほうがある。
全体的には17歳のときより劣化してる気がする。

旅の途中(サビ) / エレファントカシマシ 17歳の頃 半音下げ

クリーンの部分は体感的にも聴的にも17歳のときのが重い。
爆裂させた時は今のほうが重い。

今はクリーンの部分が軽いというかしょぼい。
中間よりになりすぎている。

中間への偏り=端の劣化・喪失

17歳の頃はたぶん地声と裏声が今より強くて、今より中間が弱い。
だから、クリーンの部分は今より重く、爆裂の部分は今より軽いという感じじゃないだろうか。

中間に偏ってきすぎて、端がどんどん弱くなって、つまり地声も裏声も昔より弱くなっている。
地声も裏声も喪失に向かっている。

端の弱い中間は弱い。

軽い声とか言ってる場合じゃなくて、早く分離して確立していかないと声がどんどんしょぼくなる。
裂け目が埋まるということなので、全体的な安定感は増すかも知れないが、声がしょぼいと意味がない。

これをなんとかするには、分離→確立して、改めて端を強化する、端を広げる必要がある。
声は重くなったりすると思うが、つまりしょぼくなくなるということなので絶対必要。

まとめ

『内筋(またはベルティング)は危ない』
とか思ってたが、混合して中間に偏って、端が弱くなってくるほうがよっぽど危ない気がしてきた。

このところ、現在の俺の声と17歳の頃の俺の声をよく比較しているが、細かい分析は色々あるが、端的に言えば結局、
『声にチカラがなくなってきている』
という感じな気がする。

何度も書いているように、俺は17歳の頃の爆裂感に物凄く魅力を感じているので、また出せるようになりたい。
また出せるようになりたいと言うか、超えたい。

超えるには分離→確立以外方法はないので頑張る。

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以下の文章は現在編集中です

やっと中声でいつでも歌えるようになってきてやっと楽しくなってきた
スマホ動画で音声とれば楽だからこれからガンガンあげていきたい
nanaにはちゃんと録って投稿する

ありがちな声や、すでにいる誰かに酷似した声でいいから、軽く柔らかく歌うべき曲とか女性曲(アップテンポ、スロー問わず)を、楽に、安定して、ピッチよく、ノリノリで楽しく歌いたい

とりあえず今は、この声が安定したことが嬉しい

歌うときは感情込めるとかじゃなくて淡々とピッチ安定してロボットみたいに歌いたい。
中声でさえあればいい。
まさに1種(音程重視)3種(音色重視)9種的(こだわり)な発想。
2種(安定、アンドロイド)への憧れ。
3種は感情派だったので微妙

俺は喚声点誤魔化すのがうまいだけだな 中声でA4そこそこベルトできるようにならんと使い門にならん
呼気吸気たけし、吸気5仮声帯、タラちゃんの使える音程Expandせんなん

俺の中声がMtFっぽい自然さなのは、喚声点ぼやかしから始まってるからかも
アニメ声(高音)で、地声とつながらない(地声にひっくり返る)タイプではない
なんにしても『自然にベルトできる音域』をExpandしないといけない

俺がちょっと前に上げた奏、あの歌い方だと引き上げが強すぎてサビで間抜けになる。
引き上げはひゅっと音程上げられて軽く楽に歌えるけどその代わり間抜け。
しんのすけ(引き下げ)も働かないとだめ。
でもしんのすけはしんのすけでキモ成分だし、このバランスが難しい

エッジボイスは前筋弛緩→伸展が死ぬ
ホイッスルボイスは前筋も働く
音高が高くなるにつれ収縮抜け具合が変わる

仮声帯発声を続けることで仮声帯が肥大化する(良い意味)というのはあると思う
喋り声にも仮声帯ノイズ入りまくってる人は仮声帯がプリプリと肥大化してるのではないか

多分今後も、デスボイスに関する筋肉の探求とか、フォルマントとか周波数は勉強しない。自分自身が軽い声が出せるようになるための最低限の理論が知りたくてここまで探求してきたが最近一段落したし、周波数、デスボイスの筋肉、共鳴などはミクロ視点すぎるので気が向いたらという感じ

最低限の理論を集めて自分なりに整理するだけでもだいぶかかった。

上向いて吸気の5+仮声帯ノイズで限界最高音出すという伸展+閉鎖の筋トレをやり始めてから顕著に声変わってきたし、とりあえずこのまま筋トレ的発声訓練をしていけば中声はどんどん安定してくるはず

(主に男性で)内筋が強く伸展が弱いほど、巷の理論じゃうまくいかないように思う(感覚が鋭い人は例外)
その上でどうしても軽い声(または女声)出したいなら相当探求と筋トレする必要がある
内筋が強く伸展が弱くても、重い声目指すなら巷の理論でも結構何とかなりそうだが軽い声となると大分厳しい

伸展を鍛えるには結局、裏声最高音を伸ばすということに尽きる気がする。多少混合してていいから毎回限界超える気持ちで高い裏声を筋トレ的に出しまくる(吸気がお勧め)
A4安定させたいからといってA4付近ばっかり出すのは、その音域での融合練習や動きの練習にはなるが伸展の『筋トレ』としては弱い

ベルトじゃなく軽い声でA4安定させたい場合などは特に、裏声最高音は余裕でC6以上くらいを出せる必要があると感じる。
でも軽く漂う声を出したいという美観の人は、超高音を連発するような美観を持った曲(メタルとか)を歌うことがないだろうから、超高音を出す習慣がなくて、成長が遅くなる。

その他 髭林おなもみさんが髭林おなもみをリツイートしました
17歳の頃の俺がF6の絶叫できたのは、その前の年に女声練習しまくってたからというのもあるが、それより、週3くらいカラオケ行って男性ボーカルオク上で歌ったり意味もなくF5~C6付近の限界シャウトしまくってたからだと最近気づいた


はじめに以下の記事を読んでいただくことをおすすめします。

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