実践イラスト版 スローセックス完全マニュアル 著者:アダム徳永 書評、レビュー(感想)

童貞時代から興味があった本。
あえて童貞を卒業して何回かセックスをしてみてから読んだが、やはり俺の(というか現代日本男性の8割以上)のセックスは間違っていたとよくわかった。
この本に書かれているスローセックスを実際に実践し女性を満足させられるかは、多少女性側との相性もあると思う。
それを踏まえても、全体的に納得できる良書でした。

射精至上主義セックスはカス

結局の所、男が射精を急ぎ、男の射精を持って終了とする現代的なセックスはカスとのこと。
この本ではそれをジャンクセックスと呼んでいる。
そのことに関しては俺もだいぶ前から同意見で、この本を読むことで更に納得した。

そもそも男の性的快感なんて、女に比べれば屁みたいなもの。
(ドライオーガズムは除く。)

女性真のの性感というのはまさに生命の神秘と言えるほどのものだと思う。
(素人モノのマジイキ(中イキ)映像とかしか見たことがないが嘘はないと思う。)

そんな素晴らしい女性の性感を差し置いて、男が自分のカスみたいな快感のために、前戯も適当、さっさと挿入してピュッピュッして終了、女性おいてけぼり、なんていうのは、まさに男の即物感丸出しのジャンクセックス。
時間も20~40分で終わってしまい、それもカスだと書いていた。

時間の短さは、お互い明日仕事があるからとか、現代日本の仕事に追われすぎの現状も影響していると思う。
働きすぎ、Have toのことをやりすぎ、時間に余裕なさすぎ、固着し過ぎは本当に問題すぎる。
もっとゆったりとセックスの時間をとるべきだ。

他にも、AVの見よう見まねで高速手マンして痛い痛いとか、非童貞ですら未だに気づかず、自分をテクニシャンだと思ってやり続けているらしいから笑えない。

この本では、最低2~3時間かけて、男性がアダムタッチという超ソフトタッチな手の使い方で女性の全身を愛撫、挿入も、射精を急がず、他愛のない話でもしながらゆっくりと動く、というスローセックスを提唱している。
俺が昔からやってみたかったポリネシアンセックスとかにも近いと思う。
女性が感じている演技をする必要もなく、ありのまま、性器同士の接触を長時間楽しむという、極めて情緒的なセックス。
(で実際はこのセックスにより女性の性感脳というのが開き、めっちゃ感じるらしい)

うまく実践できればいいと思うが、実際は相手の女性のセックス観とかに多少影響されると思うので、事前の説明や相談は必要だと思う。
まず3時間くらいの時間がとれるかどうかとか、前戯めっちゃ長いけどいい?とか。
中には早く済ませたい女性もいると思うので(その考えこそが19世紀型セックス(=ジャンクセックス)に芯まで毒されている証拠だが)。

そしてなによりこの本は、気(プラーナ)に言及しているのが素晴らしかった。
アダムタッチや性エネルギーや性感脳などいろいろな用語が出てくるが、結局それは男女の気(プラーナ)の交流が目的とのこと。
セックスは究極的には男女の愛の気(プラーナ)の交流が目的。

気(プラーナ)は科学的には証明されていないが、間違いなく存在する。
そしてコーチングにおいても、フースラーボイトレにおいても重要。
アダム徳永氏は、セックス界のフースラーじゃないか、とすら思った。

この本では、性別は男と女しか存在せず、それ以外はない、というような論調だった。
端と端を取るならそうだが、その真ん中には無限のグラデーションがあるということも書いてほしかった。
例えばスローセックスは、LGBTや、同性同士でもおそらく十分に使えるテクニック。
結局はセックスというのは、人間同士の深い愛の気の交流なんだと思う。

もしかしたら氏の他の著書には書いてあるかも。

冒頭の話に戻るが、結局俺もまだ、男の射精は糞とかいいながら、前戯をしていると猛烈にピュッピュッがしたくなるので、煩悩に振り回されたカス男だ。
最終的にはスローセックスができるようになり、女性を満足させたいと思う。

更にこの本では、セックスを不埒なものと捉え、語ることが恥ずかしいという社会が間違っている、と書かれていた。
セックスについて十分に会話することが重要だと。
まさにそのとおりだと思う。
セックスにかかわらず男女の関係でも友人の関係でも、現代はあまりにも対話が足りなすぎる。
非言語のコミュニケーションも重要だが、言語で伝えないとわからないことも多い。
要はバランスだと思う。

あと、今はやってないらしいが、アダム徳永氏のスクールでは、旦那のいる不感症の女性がアダム氏にセックスを実践してもらうことがあったとのこと。
村上龍的に言えば(というか過去の処女厨時代の俺からしても)、自分の女が他の男にオーガズムに導かれるというのは雄として耐え難い話だが、今はそうは思わない。

自分以外の人や、複数の人の力を借りることで、女性が正しく気持ちよくなれたり、男性が女性をその状態に導ける技術を体得できるなら素晴らしいことだ。
独占欲は抽象度の低さの極まりであり、現代人はとにかくポリアモリーの精神を学ぶべきだ。

まとめ

俺はセックスは日常に対して垂直に立つもの、つまり非日常だと思っている。
なので俺は、好きでもない女性(一般的に好きの定義が曖昧すぎるが)ともセックスはできる。
非日常的な演劇としてなりきってみるということ。

良く言えばポリアモリー性があるとも言えるが、現代日本の9.9割はポリアモリーの概念すら知らない。
モノアモリーをわかるにはポリアモリーの理解が必須。

話がずれたが、とりあえず俺は最終的にはスローセックスがしたいし、女性という性が本当に好きなので、複数の女性ともしてみたい。
そのために本当に役に立つ本でした。

次はポリアモリーに言及した本なども読んでみたい。

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実践イラスト版 スローセックス完全マニュアル / アダム徳永

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