長く活動しているバンドの新譜からポップさキャッチーさが無くなっていく傾向

ある程度のバンドにそういう傾向があるんじゃないかと思う。

少なくとも、
新譜を出すたびにキャッチーになっていく
という傾向よりはあるんじゃないかと。

作り手側としては、同じことをずっとやっていても仕方がないと思うのだろう。
しかし聞き手側としては、変化を受け入れられなくなってきたりする。

不協和音コード

Syrup16gとエレカシの最新アルバムにしてもそうだったが、ある程度長い間活動してるバンドの新譜って、テンションコードというか不協和音に近いくらいのコードを多用し始める。
で、メロディーもキャッチーじゃなくなっていく。

俺はそういうコードだと、曲聴いたときに色とか情景とかが全然見えてこない。
全部真っ黒のイメージしか沸いてこない。

幻想的というか透明感のようなものがあるくらいのテンションコードはまだいいけど。
あんまり不協和音に近すぎると真っ黒けのイメージしか沸いてこない感じがある。
あくまで個人的な感想ですが。

好きだったバンドの新譜が微妙になっていく

復活後のSyrup16gは、不協和音多様、キャッチーでないメロディー、キャッチーでない曲調、同じような音作り、など、少しずつ好みじゃなくなっていっている。

エレカシの新譜もそういう傾向があったりして、同様に、俺好みじゃなくなっていっている。

エレカシの新譜はもう追わなくなったが、今後シロップの新譜も追わなくなるかもしれない。

不協和音などを多用して、歌詞も難解になり、ポップさから遠ざかっていく。
俺は元来ポップでキャッチーでメロディアスな曲が好きなので、ついていけなくなるのは当然か。

ただエレカシの場合は、シングル曲はむしろポップすぎるほどにポップだと思う。
でもそのポップさに、どこか違和感を覚えてしまい、全く好きになれない。

フラワーカンパニーズも長年追ってきたが、ROLL ON 48というニューアルバムは全曲試聴した結果、買う気は起きなかった。
ほとんどの曲がポップでわかりやすいとは思うのだが、何か違う。

長年追い続けてきたバンドの新譜で、最高だと思えたのはスピッツの醒めないくらいだった。

音楽と思春期と感受性

俺がSyrup16gにハマってた、14歳くらいの感受性と劣等感が下品なほど強い時期の時点では、解散前のラストアルバムまで出てて、全アルバム好きだった。
エレカシにドハマリしたのもその頃で、STARTING OVERまで出てて、全アルバム好きだった。

これが例えば、俺が現時点でも感受性と劣等感が下品なほど強い中学生で、エレカシとシロップにハマったら、現時点で出てる最新アルバムまで全部好きになれてたんだろうか。
それがわからん。

俺の音楽の好みが固定化されすぎてるとは思うのだが。

やはり、一番感受性が強かった時期にきいてた音楽の影響がでかすぎる。
例えば今からメタルとかHIP HOPにドハマリするわけがない。
でも一生音楽の好み変わらんとしたら寂しいな。

懐かしい音楽とノスタルジックな感覚

ここ最近、人生行き止まりで、音楽を聴いてもそこまで心に響かない。
思春期終わり、人生行き止まり感に苛まれ、毎日が思い出に残らない日々になってしまっている。

そして、10代の時に聴いていた懐かしい音楽を聴くと、小6の時や中学の時、一人暮らし時代などを思い出してノスタルジックな感覚に包まれる。
ふと懐かしい匂いがしたり、懐かしいゲーム、アニメ、映画などを思い出しても、ノスタルジックになり、胸が痛くなる。

これは誰にでもあるだろうし、俺も昔からこんな思いばかりしてきたけど、最近、今まで気づかなかったことに気づいた。

生活を音楽で脚色してただけ?

結局、過去が輝かしく見えるのは、生活を音楽というエンターテイメントで過度に脚色していただけで、思い出の中の音楽を消して、無音の状態にしてみれば、今の人生行き止まりな暮らしと、そこまで変わらないような気がした。

そうすると、懐かしくて胸が痛いような感じがなくなる。

だからもともと音楽を一切聴かないという人は、あんまり懐かしいという感情がないんじゃないだろうか。

同じように、ゲーム、アニメ、映画などの娯楽もすべて人が作ったものなので、それによって生活が彩られても、本質的には何も変わってないんじゃないかと。

匂いや味など自然のものに関してはまた違うとは思います。
何が言いたいのかよくわからなくなりましたが、とにかく、懐かしいという感情が怖くなってきてるから、今回のようなことに気づいたのかと。

思い出に残らない日々

10代のころを思い返すと、去年はあのバンドを知って、聴き捲くってたな、とか、あのバイトをやってたときは通勤の時にあのバンドを聴き捲くってたな、とか、日々の中に音楽が溶け込んでいるような感覚があったんだが、今はそれがあまりなくなってしまった。

現に今は、去年のいつごろはこういう音楽を聴いていた、というのが思い出せない。
変化に乏しい日々を起こってるとそうなるんじゃないだろうか。

あと音楽プレイヤーに同じ曲がずっと入っているせいで、外で聴く音楽はいつも同じになってるのも原因かもしれない。

良い曲を探し続ける

近頃はまったく、新しい音楽を聴いてなかった。
せめて好きなミュージシャンのまだ聴いてない曲や新譜くらいは聴かないと、と思って、一気に10枚くらいCD(アルバム)を買った。

普通に良い曲もあり、歌詞やコードまで覚えるくらいに気に入る曲もあったんだが、感じる力が乏しくなってきているのか、単にそのミュージシャンの方向性が、俺の好みと合わなくなってきたのか、微妙だと感じる曲が多かった。

しかし、いくらハズレが多かろうが、いくら感受性が乏しくなろうが、好きなミュージシャンの新譜は聴くべきだ。
微妙だと感じてもなんか安心感がある。
良い曲だったら当然最高。
これからは好きなミュージシャンの新譜は、必ず予約注文してすぐに聴こうかと。

そもそも好きなミュージシャンに限らず、まだ知らない、好きになれそうな曲を探すべきだ。
そういう曲に出会えた感動と、人生に与える影響は大きい。

結局は生活を音楽という娯楽で彩り、記憶を脚色しているだけだとしても、音楽がない人生なんて考えられない。
懐かしくて胸が痛くなる感覚は、つらいが、かけがえのないものだ。

まとめ

19歳までの人生はその後の一生と同じくらいの重みがある
っていう言葉の意味がよくわかってくる。

俺の人生や、俺の人生に影響を与えたバンドたちが今後どう変遷していくかはわからないが、変わらず音楽を楽しみ続けたいとは思う。

新しい音楽を聞くとしても、ポップさがなさすぎるものは避け、自分の好きなタイプの音楽を聴いていきたい。

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