涼宮ハルヒの憤慨 著者:谷川流 書評、レビュー(感想)

14歳(2007年)から読んでる涼宮ハルヒシリーズだが、10年以上経ってやっと8冊目『涼宮ハルヒの憤慨』を読み終わった。
前作『涼宮ハルヒの陰謀』を読み終わったのはなんと2016年の10月だ。
本当に小説を読むのが遅すぎる。

今回読んだ憤慨は2本立てだったので、一つが長くて結構読むのに時間かかった。

『編集長☆一直線!』と『ワンダリング・シャドウ』どちらも安定して面白かった。
というか、涼宮ハルヒシリーズの世界観に浸れるだけでもう一定のおもしろさを感じてしまう。
アニメ版のBGM『いつもの風景』が聴こえてきそうなあの兵庫県神戸市西宮の風景が浮かんでくる。

だから面白さと同時にノスタルジックになるので、読むのが遅くなってしまうんだろうか。

個人的な評価は★★★★☆

編集長☆一直線!

SOS団のメンバーが小説を書く話。

個人的には古泉の以外は全部面白かった。
というか古泉のミステリってどんな内容だったっけ。
読んだばかりなのに思い出せない。

みくるちゃんの冒険活劇は挿絵も可愛くてよかった。
長門の抽象的なショートショートは世界観がほんとに素晴らしい。

俺は中学高校でタルパを作っていた頃から、脳内に白い宇宙空間みたいなのが常にあるんだが、長門の抽象的SSはなんかそれを想起させる世界観だった。
アニメ1期の長門のキャラソン『雪、無音、窓辺にて、』ってこの話での長門のSSが元になってたんだな。

キョンの恋愛小説は最後にオチが明かされるまで何のことかわからなかった。
俺は小説にしても映画にしても、先の展開を読んでやろうという意識が全く無いので、まんまと騙されるというか、良く言えば純粋に楽しめる。

ワンダリング・シャドウ

SOS団のメンバーが、依頼されて幽霊(ウィルス)退治?をする話。
街の散策が多く、読んでいて西宮の風景が浮かんできた。

途中、キョンと長門と古泉で、情報生命がどうとかの話になった時、まさにSFという感じで楽しめた。
これって人間でいうところの魂の話じゃねと思ったら、実際にそういう話も出てきたし、やはりハルヒはSFだけでなく引き寄せの法則やスピリチュアルな感じも含んでいる。

というかほかでも散々考察されているかもしれないが、涼宮ハルヒの憂鬱って、ハルヒが望んだことがなんでも叶ってしまうというより、キョンの独我論の世界で、キョンの望んだことが叶っていっている世界な感じがする。
この話の最後で、「現実的な現実なんて求めてないのさ」みたいな台詞が出てきてさらにそう思った。

阪中さんと樋口さんの犬を治すシーンは、挿絵の長門が可愛かった。
阪中さんも挿絵で少し登場するが、ショートヘアでかわいい。

まとめ

今回は二本ともそこまで大きな展開の盛り上がりはなく、シリアスな雰囲気もあまりなく、まったりと読めた。

俺が小説、特にハルヒシリーズを読むのに時間がかかるのは、やはりラノベ特有の長ったらしい言い回しのせいだと思う。
ハルヒシリーズは結構知らない熟語や表現も出てくるし、何より
「○○したときの○○のような表情で」
というレトリック?が情景を浮かばせるのに苦労して立ち止まって考えてしまって読むのに時間がかかる。

まぁ全体的にハルヒシリーズの文体はラノベっぽいというよりキョンっぽいのでいいのだが、とにかく読むのに時間はかかる。

残るは分裂と驚愕だが、二つとも長編?なので結構読むのに体力がいりそうだ。
ちなみに今は小説より、村上龍のエッセイ『すべての男は消耗品である。』のVol.3が読みたい。

小説もエッセイもまたぼちぼち読んでいきます。


涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

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