吸気発声はなぜ効果があるのか 真声帯がハの字型→逆ハの字型(呼気に抵抗しやすい形)に徐々に変わるから説

このツイートを見て、タイトルのようなことを思った。

人間は基本的に生まれてからずっと呼気で発声している。
声帯はもともと『ハの字型』だそうだが、呼気発声によって慢性的に下からの空気を受け続け、多くの人はさらに『ハの字型』に拍車がかかってるんじゃないだろうか。

声帯が『ハの字型』だとどうなるかというと、下からの空気(つまり呼気)の圧に耐えにくく、声を張った時に安定が取れなくなりやすい(過剰閉鎖や過剰収縮(内筋)によって伸展が保てなくなりやすい)ということ。
(この記事内で絵で説明します。)

仮声帯はもともと『逆ハの字型』

図は、仮声帯と真声帯と抵抗の点などの関係。

図のように、仮声帯はそもそもが逆ハの字型なので、下からの空気(呼気)に抵抗するのに打ってつけ。
だから、ガム(仮声帯発声)で仮声帯を鍛えれば、呼気の圧が増したときに仮声帯が(ノイズが鳴らない程度にでも)内転し、伸展を保ったまま声を張ることが出来る。
(『チャールズ・ランの抵抗の点の理論』)

吸気発声によって真声帯が逆ハの字型に変わっていく?

吸気発声(息を吸って声を出す)をしていると、上から流れてくる空気(吸気)によって真声帯が『逆ハの字型』になっていくんじゃないだろうか。
本当にゆっくりな速度で。

真声帯が『逆ハの字型』になっていくと、仮声帯のように、下からの空気(呼気)に抵抗する力がついてくるはず。
呼気が強くなっても、内筋が入りすぎたりせず、例えば軽い中間の声を保ったりしやすくなるということ。

冒頭のツイートの人は、慢性的に強い下からの空気(呼気)を受けすぎて、真声帯がさらにハの時になり、どんどん呼気に抵抗できなくなってきているという状態なはず。

仮声帯に呼気の圧を受けさせるのは当然だが、真声帯でもある程度呼気の圧を受けられるに越したことはない。
だから吸気発声を行って、少しずつ真声帯も仮声帯のように逆ハの字にしていくといいのかなと、今回の角田さんのツイートを見て思った。

もちろん俺の勝手な憶測なので、根拠は全く無い。

呼気で歌う以上、いかに呼気の圧力に抵抗していくかが重要

体感として、裏声でも地声でも、吸気発声をした後は呼気圧迫がましになると、他の記事にも書いてきた。

その理由は、
『吸気発声だと、呼気の際に呼気の勢いで誤魔化していたバランスがごまかせなくなるから』
と思っていたが、それもあるが、上述のように、
『吸気発声後は、一時的にでも真声帯が逆ハの字型になって、呼気に抵抗(=呼気圧迫を解消)してくれるから』
じゃないかと思った。

つまり、吸気発声をしないといつまで経っても真声帯がハの字型のままで、呼気の圧に弱いままということになる。
もちろん仮声帯を鍛えればいいのだが、真声帯でもある程度呼気圧に抵抗できるべきだ。

なんにせよ、吸気発声はガンガンやっていったほうがいいことは間違いない。

個人的には吸気裏声より吸気地声のほうが、逆ハの字にする効果?がありそうな感じがする。

まとめ

まぁ、吸気発声の練習効果や働きに関しては、仮声帯と同様、まだまだ科学的にも謎な部分が多いらしいので、この記事の内容も過信しないように注意してください。

あと、吸気発声は外気がほとんどもろに声帯に当たるので、空気の悪いところでやると危ないという説もある。
できるだけ空気の良いところで、あと、ハミングでやると、鼻がフィルターになっていいかもしれない。
(ハミングに関しては呼気でもかなり重要なのだが、口を閉じた発声についても謎な部分が多いのでまた別の記事に書く。)

とりあえず今後も吸気発声をやりまくろうと思います。

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はじめに以下の記事を読んでいただくことをおすすめします。


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