声真似や女声の及第点をどこに設定するか 元の声から男声/少年声/女声/萌え声などを出す難易度の傾向

最近ニャースの声真似を投稿した。
女声は以前投稿していたが、既存のキャラの声真似を投稿するのは初めて。

ニャース

ニャースの声真似

ニャースの声は内筋が入った5って感じで、男女ともにできる声な気がする。
音域が広く使えるので、ちゃんと一曲歌い通せる。

女性ボーカルを地声出してる感覚で楽に歌えるのはけっこう感動だった。

ニャースの声真似をしまくったあとはかなり混合して、開大が死ぬ。

ニャースの声は練習しなくてもすぐ出せたから、静的なバランスが似てたんだろう。
今のバランスで手っ取り早く似せれる声から声真似レパートリーに追加したい。

ただし、今のバランスで出せるってことは進歩しないってことでもある。
俺は伸展がまだまだ弱いので、伸展の利いた声のキャラを真似するのが良さそうだ。

声真似やものまねの及第点

声真似や女声は、どのくらいを自分の中の『及第点』にするかが難しい。

『アテレコしても違和感ないレベル』
とかを追求しだすとしんどくなる。

一晩寝かせると聴こえ方が変わったりもする。
数ヶ月~半年とか経つともっと変わる。

女声もそうで、実際の女性の口から出てそうかイメージしながらきいてみたりすると、コレジャナイ感が出てきたりする。
でも実際の女性には意外と男の裏声みたいな人も多いから、わけがわからなくなる。

俺の女声は以下。

なんだ!

コンバンハ

自作曲のミックス作業やってるときも何が正しいのかわからなくなって苦しんだ。
ピンクフロイドも、メンバー数人で地下室に何ヶ月もこもってミックスしてるときに、何が正しいのかわけがわからなくなり外部の人間を呼んで確認してもらったりしたらしい。

音は目に見えないものだけに明確な答えがないようなものだからきつい。

今回のニャースの声真似は及第点だったので投稿した。
前述のように、数カ月後聴こえ方が変わる可能性も高い。

基本俺の声真似や女声の閾値はかなり高いほうなので、なかなか投稿できない。
他の声真似レパートリーである、中島らも、浜田省吾、桑田佳祐、ソーナンスあたりは及第点じゃないので投稿できない。

声真似もものまねも、純粋であればあるほど評価が深刻になる。

例えば細かすぎて伝わらないモノマネ選手権などのような、笑い混じりのものなら、雰囲気さえ似てたらいい。
おもしろさのほうが重要だ。
俺は声真似で笑いをとれないので、似てるかどうかの一点に評価が集中する。

俺はものまねを見るのが大好きだけど、プロのものまね芸人を見ていると、似てないものもバンバン公開している。
気にしぃな俺には無理だ。

俺は人との会話の中でいきなりものまねを振られるのが苦手だが、それは『恥ずかしいから』というよりも『似てないものまねを晒したくないから』というのが大きい。
(例えば、大山版ドラえもんの声真似ができるようになりたいのだが、現時点では全く似ていないので振られても絶対やりたくない。)

まぁ結局、似てる似てない、面白い面白くないなど、評価基準がいくつあろうが『人の心が動けばいい』んだと思うが。

耳と声のレベルは連動している

あと、昔俺は『多くの人は耳が悪い(正しく声を判別しづらい)』と言ってきたが。
聴こえ方も、似てる似てないの基準も、千差万別のようだ。
ただ、基本的には耳が悪い人が多いのは間違いない。

とりあえず他人に声真似をきいてもらうと自分では気づかなかった『似てない成分』に気づけることはわかった。
発声訓練において重要なのは、声を鍛えることと同時に、耳を鍛えること。

今自分がどういった声を出しているか、正確に把握できる良い耳が必要。
もちろん他人の声を分析するときも同じ。

究極的には、自分が出せない声のことは、耳で聞いてもよくわからないはず。

だから、耳を鍛えるには結局声も鍛えないといけない。
逆も然り。

出したこともないような変な声、出せなかった理想の声が出せるようになってくると、初めて耳も成長する。
声を出さずにひたすら理想の声をききまくるだけでは足りない。
ちゃんと声を出さないと耳は成長しない。
耳が成長しないと声も成長しない。

他人に声を聞いてもらえば意見をもらえるというが、自分と同じような声や自分以上の声を出せる人でないと、正しく分析はできない。
だから、指導者を付ける場合は、自分の理想の声(に近い人、似た人)を出せる人がやはり良いと思う。

ボイストレーナーに歌の巧さを求めすぎるなという話もあったが、耳と声のレベルが連動しているとすると、やはりある程度は必要だ。
まぁボイストレーナーの場合その他あらゆる知識などが必要だが。

あと、自分が他人の声を分析する場合は、まずその声を真似して自分が出せるようになってからやらないと、的はずれな分析になってしまう可能性が高い。

何が言いたかったかと言うと、自分で独学でやって耳と声を成長させるのもいいけど、やはり優秀なボイストレーナーのもとでやったほうが安全かつ早いいうこと。
早いというのは、急ぐ・焦る・重要なことを抜かしたからではなく、無駄な迷いや間違いがなくなるので良い意味でスムーズということ。

元の声から男声/少年声/女声/萌え声などを出す難易度

元の声(骨格や声帯の長さという意味じゃなく普段のバランス)から、タイトルに上げたような声を出す難易度を考えてみた。
(他にも、動物の声や人外声など色々あるが、ややこしいので人間だけにした。)

簡単に言えば『伸展~収縮』の幅ということだと思います。
上に行くほど収縮、下に行くほど伸展という順番で列挙しました(いずれも動的に)。

基本的に、隣同士の声(近い声)が出しやすいはずだが、例外はあるので備考の部分を参照してください。

オッサン声

最も収縮した声。

例:郷里大輔、若本規夫、玄田哲章、中田譲治、大塚明夫、中堅~大御所男性声優全般

この声を出しやすい声の人:成人男性声、イケボ
この声の人が出しにくい声:少年声、成人女性声、萌え声、ロリ声

成人男性声

オッサンというほどでもなく、中性的というほどでもない男声。
そこそこ収縮している。

例:一般人男性

この声を出しやすい声の人:オッサン声、イケボ
この声の人が出しにくい声:少年声、成人女性声、萌え声、ロリ声

イケボ

イケボの定義は難しいが、ごく個人的な好みとしては中性的な男声という感じ。
男性にしてはそこそこ伸展している。

個人的に、女性が出すイケボは最高。

例:緑川光、神谷浩史、小野大輔、福山潤、皆川純子、斎賀みつき

この声を出しやすい声の人:成人男性声
この声の人が出しにくい声:
多分この声の人は色々出せるはず。

少年声(ショタボ)

男性の中では相当伸展しているので、女性のほうが出しやすい傾向がある。
内筋で声を張れる必要もある。

例:竹内順子、甲斐田裕子、朴璐美、沢城みゆき、皆川純子、下野紘、代永翼

この声を出しやすい声の人:成人女性声、萌え声、イケボ
この声の人が出しにくい声:オッサン声、成人男性声、ロリ声

成人女性声

ここからは完全に女性並の伸展。

例:一般女性

この声を出しやすい声の人:少年声、イケボ、萌え声
この声の人が出しにくい声:オッサン声、成人男性声、ロリ声

萌え声(アニメ声)

かなり伸展している。

例:竹達彩奈、内田真礼、花澤香菜、佐倉綾音

この声を出しやすい声の人:成人女性声、ロリ声、少年声、成人男性声(※記事下部参照)
この声の人が出しにくい声:オッサン声、成人女性声、

ロリ声(アニメ声)

多分女性の声の中で最も伸展している。

例:一般の小さい女の子

1:56~

この声を出しやすい声の人:萌え声
この声の人が出しにくい声:オッサン声、成人男性声、イケボ

伸展と収縮の幅と『声を張れるかどうか』

女声(成人女性声・お姉さん声)が得意な男性

女声で声をかなり張れるくらい女声がうまい男性は、逆に男声が出ない・低音が出ないというパターンが多い。
そういう男性の女声は萌え声ではなく、成人女性声またはお姉さん声であることが多い。
そして、低音が男声じゃなく女性が出した少年声に聞こえる。

そういう男性は、オッサン声はもちろん、成人男性声も出せないはず。

伸展が強すぎて、収縮することが苦手(男声・低音が出ない)という、まさに女性のようなバランス。
逆に言うと、思いっきり収縮させても女性並みの伸展を保ったままだから、女声で強く張ることができると言える。

ちなみに俺は、オッサン声と成人女性声を両立させている人はまだ見たことがない。

オッサン声とアニメ声をどっちも出せる男性はいた気がするが、後者であまり声を張れないことが多い。
理由は以下。

女声(アニメ声)は意外と出しやすい

冒頭に、『伸展(収縮)具合が近い声は出しやすい』と書いたが、例外はかなりある。

例えば、成人男性声やオッサン声の人が女声を出す時、萌え声風にするほうが実は出しやすかったりする。
なぜかというと、萌え声は囁いて出しても成立するので、女声でベルティングできなくても(内筋で声を張れなくても)出しやすい。

世間に溢れる女声の多くは基本的にささやくことしかできず、内筋で声を張ることができない。
または、声を張ろうとすると内筋が入りすぎて男声に戻ってしまう。
なので、声量を出す場合はキャーキャーまたはキンキンになることが多いはず。

だから、成人男性声やオッサン声の人が最も出しにくいのは少年声。
少年声はだいぶ内筋で声を張る必要があり、その際に内筋が入りすぎて普段の成人男性声・オッサン声に戻ってしまう。

機微が難しいとも言えるし、
『張っても崩れないほどの圧倒的な伸展』
が要る、とも言える気がする。

したがって、上に書いた、ベルトできるくらい女声がうまい男性は伸展が凄く強く、少年声が得意な傾向がある。
繰り返しになるが、そういう人は大体の場合収縮が弱いので、思いっきり張ってみても伸展が保たれ、成人男性声・オッサン声にまで行かない。
それで結果、少年声になる。

『萌え声並に伸展』
でき、
『オッサン並に収縮』
もできる男性が、
『少年声くらいの伸展と収縮で張る』
というのは至難の業ではないかと思う。

男声と女声の両立

だからか、
『オッサン声と萌え声を両立させている人』
は見たことがあるが、
『オッサン声と成人女性声を両立させている人』
や、
『オッサン声と少年声を両立させている人』
は、見たことがない。

理論上は可能なはずだが、女性で完全なオッサン声を出せる人もまだ見たことがない。
ひと里(1人7役を喋ってみた。)さん、ミスチル櫻井さんの歌声に似てる女性、NARUTOの大蛇丸の声優のくじらさん、などはかなりすごいが、ぎりぎりオッサン声ではない。

追記:オッサン声~女声までを両立させているかなり自在な男性を見つけました。

自在性が高いか判断するポイントはやはり『その声のまま、内筋で張れるかどうか』かなと思っている。
それは仮声帯(抵抗の点)の自在度にも関わってくる。

まとめ

以上です。

関連記事

甲状披裂筋の役割 外筋と内筋は反比例する ベルティングや張り上げの魅力と危険性 男声の出し方
甲状披裂筋は、地声系の筋肉。 地声を出す、または地声で声を張るには甲状披裂筋を発動させる必要がある。 甲状披裂筋は、内甲状披裂筋(以...
髭林おなもみの一発ネタ 女声 楽器 弾き語り その他
前の記事↓ ※注意 すべて音量が大きいので、PCの方は音量バーを下げてから聴いていただくか、パソコン全体の音量を下げてか...


はじめに以下の記事を読んでいただくことをおすすめします。

地声と裏声とアンザッツの概要や発動する筋肉名
地声系アンザッツ 地声とは ・定義は内筋 ・重い ・分厚い ・低音発声に重要 ・男性的 ・閉鎖筋(間筋、側筋)の発動によっ...
内喉頭筋群と外喉頭筋群(喉頭懸垂機構)の筋肉名と略称 働きや役割について
このブログでよく登場する喉の筋肉名を、内喉頭筋群と外喉頭筋群(喉頭懸垂機構)に分けて、その名称と働きについて記しました。 内喉頭筋群は...
発声訓練時に用いる言葉(用語)や表現について 感覚の共有 定義やイメージの食い違い 等に注意
このブログで用いている言葉一覧 発声訓練 ※ボイストレーニングと同じ意味。 歌唱訓練 ※ボーカルトレーニングと同じ意味。 ...
発声訓練を実践する際の基本的な考え方
この記事では、俺自身が独学で発声訓練を実践するにあたって基本スタイルや、考え方などの注意事項を記します。 声の可能性 ・すべ...
髭林おなもみの音域(単純発声/歌唱)と目標とする歌声 中性的~女性的な美声が好きな理由
音域 歌唱開始日:2007年 発声訓練開始日(独学):2018年1月 単純発声 地声最低音 F2(2019年6月) ...

このブログの記事は、一学習者・一素人の気付きとして書かれたものです。
特に発声訓練に関する記事の内容は、安易に実践すると危険な場合がありますので、自己責任でお願いします。

筆者である髭林おなもみや、記事内容について気になることがあったらお気軽にご連絡ください。
髭林おなもみのプロフィールと活動一覧 職業や経歴など
髭林おなもみへのお問い合わせ

彼女募集中!
髭林おなもみは現在彼女募集中です。

俺のプロフィールは、
『髭林おなもみのプロフィールと活動一覧 職業や経歴など』
を参照してくだ…

シェアする

error: