涼宮ハルヒの驚愕(後) 著者:谷川流 書評、レビュー(感想)

ついに涼宮ハルヒシリーズの最新刊『涼宮ハルヒの驚愕(後)』を読み終わってしまった。
中学のときにアニメで知り、俺の人生に多大な影響を与えた作品だけに、喪失感が凄い。

涼宮ハルヒの驚愕もとにかく面白かった。
世界が分岐していて、読んでて少し混乱したが、最後にまとめなどがありだいぶ理解できた。

個人的な評価は★★★★★

最高

とにかく面白かったとしか言いようがない。
タイムトラベルにおける時間の概念など、ワクワクする描写が多かった。

「お前は自分のいた未来をどうにかして変えようとしているのか?」

「だとしても、そりゃ無理だろ」

「時間ってのはパラパラマンガだ。いくら未来から過去に介入しようが、そんなものは決まった時間の一枚にイタズラ描きするのがせいぜいで、未来には何の関係もないんじゃねーのか?」

世界分岐モノ、というのは映画でも小説でも見たことなかったので新鮮だった。
インセプションやシャッター・アイランドなど、その手の映画は殆ど見てきた自負があるが、世界分岐モノはなかった。
また似た小説などがあれば探して読みたい。

ちなみにヤスミがハルヒだったということには全く気づかなかった。
先読みができないアホであるおかげでそういうところも楽しめて得だと思っている。

完結

ハルヒは、タイムトラベル、パラレルワールド、閉鎖空間など、俺の好きなテーマが盛り込まれていて、まさにドンピシャの作品だ。
ハルヒ以降、小林泰三氏や乙一氏の小説にハマったり、インセプションやメメントなどの似たテーマの映画にハマった。
ハルヒは俺のルーツになっている。

アニメが流行ってたのも10年以上前だし、谷川氏は続編を書けないようだし、このまま終わってしまうんだろうか。

あとがきで谷川氏がやたら謝っていて驚いた。
これだけ重厚で伏線貼られまくりの作品は、本当に書くのが大変なんだろうなと思う。

俺は、驚愕の終わり方で完結という風に受け取りたい。

他の人も書いていたが、ハルヒシリーズは、続けようと思えば続けられるし、どこでも終われるような感じだ。
鶴屋さんの花見とか、高校3年とか、大学とか色々あるんだろうけど、悪い意味でなく、大体同じように続いていくんじゃないだろうか。

まったりしたストーリーで進行しつつ、たまに消失や驚愕のような山場を作っていく、というのを繰り返していくというか。
繰り返すと言っても、伏線が増えれば増えるほど、矛盾しないようにする必要があると思うので、大変そうだ。

原作は驚愕で事実上終わったと受け止めつつ、たまにネットのSSなどを読んでハルヒの世界を楽しもうと思う。
というかハルヒSSとかは10年前くらいが全盛期だったと思うが、読むのがおそすぎて今になってしまった。
もっと前に読み終わってたら感じ方も変わってただろうか。

まとめ

けいおんもそうだし、10代の頃に心から楽しんだ作品が過去のものになっていくのは正直つらい。
この先、ハルヒやけいおん並に熱中できる作品に出会えるだろうか、という不安や寂しさはある。

ところで、少し前から読んでいた村上龍氏のエッセイ『すべての男は消耗品である。』も残すは最終巻だけとなってしまい、積読をすべて消化してしまった。
だが読みたい本はまだまだあるので、今後も読書を続ける。

読みたい本は近所の図書館に大体あるし、最近は読むスピードも早くなってきて楽しい。

とりあえず次は小林泰三氏の『因業探偵』『殺人鬼にまつわる備忘録』『安楽探偵』や道尾秀介氏の『向日葵の咲かない夏』や中島らも氏の『バンド・オブ・ザ・ナイト』や星新一氏のショートショート集などを読んでいこうと思う。


涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫 た 1-1-11)

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好きな小説(好きな話) 酔歩する男(玩具修理者 収録) 失われた過去と未来の犯罪 忌憶 哲学的ゾンビもしくはある少年の物語(...

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