体癖に関する本の書評(レビュー) 身体にきく「体癖」を活かす整体法 整体入門 本当の自分に目覚める体癖論 等

身体にきく「体癖」を活かす整体法 著者:片山洋次郎

これまで声で人格がわかる、目でわかる、16タイプ性格診断でわかる、数秘術でわかる、と来て、『体癖』というものでも色々とわかることを知ったので、『身体にきく―「体癖」を活かす整体法 (文春文庫)』を読んだ。

この本は各体癖の種類への言及より、身体への具体的な施術が多かった。
自分ではよくわからないし継続もできなさそうなのでその部分はあまり役に立たなかった。

でも全体的に同意できたし(人それぞれ体癖が違うから向き不向きがあるなど)、体癖による親子関係、家族関係など参考になる部分が多かった。

個人的な評価は★★★★☆

体癖を用いれば、俺の身体の不調がなんで全部右側に出るのかとか、上から数えて2個目の背骨?が右に微妙にずれてるのかとかわかるんかと思ったが、この本には書かれてなかった。

お腹の緊張具合などで体調がわかる、などのことが書いてあった。
体全体は繋がっていて、一部が全体に作用するというのは東洋医学の基本中の基本だ。
ツボや、陰と陽や気功など、東洋医学こそ正しいと思うし、この本に書いてあることも多分正しいのだと思うが、日常で実践するのは俺には難しそうだ。
日常の中で自分に施術するのが面倒なので。

実際に、体癖に理解のある整体師と定期的に会えれば、もっと理解を深められそうなのだが。

整体などの施術にしても、身体が向かいたい方向というのがあり、それには抗わないという考えは正しいと思った。
ちょっと運命学?とも通じる気がする。
流れに逆らわないと言うか。

というか本質的には、流れに逆らうことなんか結局できないんだろう。

俺の体癖

俺の体癖だが、実際に体を動かして診断する方法をやってみても自分ではよくわからなかった。
文字での説明と自分の人格を照らし合わせた感じ、1種傾向がかなり強いように思う。

サブの体癖の可能性としては、3、9、11のどれか。
メインが1であることは間違いないが、サブがなにかわからない。
奇数系であることは間違いない。

体癖は16タイプ性格診断などと違って、骨盤や腰椎で決まっているので、体癖に理解のある整体師に体を見てもらえればすぐにわかるはず。
近場で調べて、近々行きたいが、体癖に理解のある整体師はなかなかいないようだ。

ちなみに1種は3種や8,9,10種と相性がいいらしい。
まぁ、相性がいいと、ぴったりハマりすぎて変化に対応できない、ということも書いていた。
ぴったりハマりすぎると『遊び』がない、と。
『遊び』というのは本当に重要だ。

身体同士の反応は何より強烈であり、基本的には抗えない。

体癖による違いを積極的に受け容れよう、家族であっても反応が強すぎてどうにもならないことがあると繰り返し言ってきたのは、性格以前の身体同士の反応とはそれだけ強力なものだからです。
体癖は、自分でこうしよう、あるいはこうしないようにしようと考える以前にそうなってしまう無意識の傾向です。

できることは『ベストな距離感』で接することだと書いていて納得。
相性の悪い体癖の人相手でも、距離感さえなんとかすれば、大事にはならない。

合わない相手とも、合わないことを認めて「位置取り」を変えてみることでずいぶん楽になることを覚えておいてほしいと思います。
距離が近いとどうにも耐え難い相手でも、少し物理的に距離をとるとパートナーとしてうまくいくことも多い。

家族との距離感というのはあまりにも近い。
近すぎる。

人と人との距離感が最も近いのは、親子関係です。
親子の距離感は、しばしば互いに身体を共有し合っているといってもいいほど近くなったりします。

家族関係が密であることが「なぜ悪いのか」と思う人もいるかもしれません。
身体というものは、近づきすぎるとそこに緊張感が生まれます。
話すときに相手が近寄りすぎると圧迫感を感じるのと同じです。
そんな密着した距離感はエネルギーを圧縮する方向に向かいやすく、それが高じるとお互いが身動きできなくなり、何かの形で爆発します。

俺は多分、父親と、体癖的にも相性が悪いんだろう。
なにをするにもタイミングが悪いし、近くにいるだけでこちらが疲れ果てる。

自立して、距離をとってみたら、楽になった。

母親はたぶん3種なので、1種である俺と相性は悪くないはず。
だがやはり距離感はだいじで、近すぎないほうがいいはず。

父親は俺と相当相性が悪い体癖のはず。
もう一緒に住むことはないが、生きている間に父親の体癖は知っておきたい気もする。

その他

運命数、体癖、16タイプ性格診断、星座、声、目つき、色々あったら結局どれを信じればいいんだよと思ったりはする。
結局どうでもいいということにもなってきそうだが。
一番信憑性あるものを信じたい。

まぁ、面白ければなんでもいいという部分もある。

ところで、体癖の相性、つまり身体の相性って、セックスの相性とモロ関係ありそう。
俺は今までも、恋人同士や夫婦でセックスの相性つまり体の相性が悪いと絶対に良くないと思ってたが、体癖について学んでみると、なおさらそう思った。

あと、気功師とか整体師ってとんでもなくセックスうまそう。
特に、挿入よりも前戯が。
触ってほしい場所とか手に取るようにわかるんだろうな。

アダム徳永のスローセックス入門も『気』の話だった。
体癖とセックスの関係について言及した本とかないんだろうか。


身体にきく―「体癖」を活かす整体法 (文春文庫)

整体入門 著者:野口晴哉

最近は数秘術だけでなく体癖にも興味を持ち、少し前に『身体にきく「体癖」を活かす整体法』を読んだ。
その本でも体癖のことは多少は理解できたが、2019年1月、原点である野口晴哉氏の『整体入門 (ちくま文庫)』を色々と目からウロコだった。
数時間で一気に読み切った。

俺はもともと気功や、精神と身体のつながりなどを信じていたので書いてあることのほとんどが自然に入ってきたし、さらに新たな気づきも多く、久々に名著に出会えたという感じ。

占いや数秘術に辟易した勢いで、この本(整体入門)も読む気失せてきたなとか呟いたが、『体癖』を占いなどと一緒にするなんてとんでもない話だ。

今回は図書館で借りて読んだが、この本は今後の人生で必要になりそうなので、いずれ買って手元においておこうと思う。

個人的な評価は★★★★★

納得の内容

気功の話などは、オカルトだろという人は多いだろうが、俺は前から信じているので何の疑いもない。

メインである体癖の話も、まだ何種ときいてすぐに特徴などは浮かんでこないが、さらに理解が深まった。
(詳しい腰椎番号などは覚えにくいし、自分の体癖に関係なさそうな体操などは読み飛ばしたが。
外喉頭筋群と同じで、腰椎何番はこう、という風にいずれはすぐに頭に浮かぶくらいになりたい。)

精神が肉体を引っ張るんだ、肉体なんて精神次第でいかようにも変えられるというのは違うんだろう。
生まれ持った体の素質というのは必ずあるということがよくわかった。

以下の文章も衝撃的だった。

私の言う「要求」というのは、意識的な要求、大脳的な欲求のことではありません。
体の中に要求としてあるもののことです。
産まれたら、ただ生きようとする。
なぜ生きるかを考えない。

よく、俺はこれこれこういうことをするために産まれたとか、こういうことをすべく生きているとか言う人がありますが、そういうのはあとからつけた理屈で、やはり本当は自分の体の中に生きたい要求があって生きているのです。

他の生き物も全部、この要求によって動いているといえましょう。

人間は頭で考えた『意識』の部分が強くなりすぎて、体本来の生きたいという欲求さえも押し殺してしまうことがある、とも言えると思う。
最初のほうに書かれていた、無意識の動作が大事、というようなことも納得の連続だった。

引用したい部分は大量にあるんですが一部だけ引用します。

ご飯を食べるにしても、身体に必要な時はうまいし、必要のない時はうまくない。

入浴にしても、疲れた時は熱い湯の方が快い。疲れない時はぬるい湯の方が快い。

ちょうどよいということは「快」という感じで現れてくる。

俺の体癖

ちなみに俺の体癖はほぼ間違いなく1種だ。
エネルギーがすぐ頭にのぼって、考えて理屈をこねてばっかりで行動しない、というのは本当に当たりすぎている。

それに加えて3番が少しあるかなと思う。
体は1番、顔は少し3番という感じなはず。

9番も疑わしいが確定ではない、とりあえず奇数系であることは間違いない。

体癖とは別に、
「新しいものを好まなくなったり、形式的・洗練的になってきたら体が老人の域に入っている」
というようなことが書いてあってゾッとした。

他にも色々と当たりすぎて怖い。

体癖と性 体癖と声

最後の方は体癖と性に関することがたくさん書かれてあった。
俺は体癖を知る前から、夫婦関係は体の相性が重要(変な意味でなく真剣に)とずっと考えてきたが、この本にもそういうことが書かれてあった。

先生は、整体的に良い子孫を増やしていくためには、結婚する者同士の相手への感情問題よりも、体癖が適合するかどうかのほうが優先する、と言われる。

アダム徳永氏のスローセックス入門も、結局はセックスも気の交流だと書いてあったし、繋がる部分は多くある。

声といえば、体の重心のバランスに関する記述が、外喉頭筋群に似てると思った。
関係はあるんだろうか。

人間の動作は後ろが重いほど弛緩する。
後ろも外側に重いほど、不安定になるが、内側に力がかかるほど安定してくる。
そこで内側の前に力がかかるほど緊張するのであります。

だから閉型の特徴は縮み型。
いつも緊張していて、収縮動作が早く、骨盤も内側に縮みが強い。

ちなみに体癖に声に関する直接的な記述も少しあった。

声を出す時も、ある程度以上の声を出そうとすると、その人の体癖に合う形をとらざるを得ないのです。

ちなみにこの部分は体の捻りの話で、声の伸展とか収縮のことではない。
体の左右の筋肉のバランスや捻じれと、外喉頭筋群の左右のバランスについては某発声訓練を知る前から考えていたが、やはり多少は関係あると思う。

その他

この本を読んでいて、なんとなく、昔読んだ桜井章一氏の本を思い出した。
野口晴哉氏と桜井章一氏について書いているブログがあったので貼っておきます。
桜井章一と8種体癖 | 冥奏記

俺は現時点でも、体の左右のバランスがおかしかったり、それによって(?)右のおしりが痛くなったりしている。
正直近くに野口整体を扱っている院が少しあるようなので、いずれ必ず行こうと思う。

これほどまでに正確性の高い健康法というか生き方が未だに全然浸透していないのは気になる。
科学的根拠に乏しいせいだろうか。

とりあえずこの本に書かれていた体操で俺に使えそうなものはメモったのでできるだけ実践したい。
さらに体癖の知識を深めたいので、近々野口氏の『体癖』も読む。


整体入門 (ちくま文庫)

心理カウンセラーが教える 本当の自分に目覚める体癖論 著者:小高千枝

2019年3月、『心理カウンセラーが教える 本当の自分に目覚める体癖論』を読んだ。

個人的な評価は★★★☆☆

体癖診断

前に読んだ『身体にきく「体癖」を活かす整体法』と違って、どの体癖かを診断するのに、身体は使わない。
体癖ごとの性格にどれくらいあてはまるか、のみで診断している。

正直それでもかなり当たるし、診断したタイミングでの骨格や体調の偏りによって結果が違ってくる、というのもそのとおりだと思う。
それでもまぁ、実際にどういう態勢が苦手かとか、身体を使って診断したほうが確実な気もするが。

俺はこの本で診断しても相変わらずメイン1種サブ3種で潜在9種という感じ。

メイン1種である俺はやっぱり5種と相性が悪い。

1種の人が苦手なのは、考えるより先に行動する5種の人。
合理性を重んじ、思慮が足りないのに物事をスピーディーに進める姿は、1種から見れば悔しさが募る相手です。
逆に5種からは、1種は面白みに欠け、物足りなく感じるようです。

メイン5種サブ1種みたいな人は、自分の中の5種が自分の中の1種的な部分にムカついたりするんだろうか

最近日常的に体癖を意識していて、10種はママ、4種は生きづらそう、など漠然と思っていたが、大体この本にもそのように書かれてあった。

10種の女性はまさに包容力のあるママだが、気が強く、執着心と依存心も強いし、ものすごくバイタリティがある印象なので、少し怖い。

4種は他人の悪い影響ばかり受けがちで、本当に生きづらそう。
生きるのに色々と工夫がいりそうな印象だ。

前後型、ねじれ型に関しては俺の体癖から遠いので、男女ともにまだいまいちイメージが掴めない。
ましてや6種8種などの偶数体癖は特によくわからない。

俺は自分のことを内向的だとずっと思ってたが、メインもサブも潜在も奇数体癖(外向的)なので、偶数体癖(内向的)の人のことはわかりづらいんだろう。

ところで、上下型体癖の人は甘い物(糖質)好き説を推したい。
常になにか考えてるので脳が糖質消費しまくっている体感がある。

最近花粉症をなんとかするために糖質断ちを試したり、少し前からシュガーフリーを少し実践してみたりしてたが、結局続かなかったのも、そういうことなんじゃないかと。

ちなみに、1種は基本論理的・現実的な事を考え、2種は妄想・イメージをしているはず。

その他

後半はエゴグラムでの診断があったり、その後は女性の悩みを質問形式で回答していく感じ。
精神論が多くて正直参考にならなかった。

せっかく体癖の知識があるなら、旦那との関係なども、すべて体癖で分析してそれに応じた最善策を提案する、というので良かった気がするが。

体癖、エゴグラム、心理学、コーチング、マインドフルネスなど色々混ざってる感じがして、どれも中途半端な感じがした。

この本を読んだ一番の収穫は、4層構造による性格論『気質、気性、習慣的性格、役割性格』という概念を知れたこと。
今後はそれも踏まえて体癖や性格を捉えたい。

この本は体癖について学ぶにはあまりにもライトな印象。

野口晴哉氏の『体癖』(1巻と2巻に別れてるやつ)をやっと手に入れたので、読みます。

追記:1巻と2巻に別れてるやつは古くて読みづらかったので文庫版を読むことにしました。


心理カウンセラーが教える 本当の自分に目覚める体癖論

目次記事

体癖論の概要 性格分析/診断方法/特徴に関する記事まとめ
体癖(たいへき)とは、野口整体の創始者である野口晴哉がまとめ上げた、人間の感受性の癖を表す概念。 身体の重心の偏りや腰椎のゆがみと個人の感...

今まで読んだ本の一覧はこちら↓

読んだ本
好きな小説(好きな話) 酔歩する男(玩具修理者 収録) 失われた過去と未来の犯罪 忌憶 哲学的ゾンビもしくはある少年の物語(...

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